獣医学生

獣医学生6年目が振り返る印象深い実習5選

獣医学部に入ったらどんな実習をするの??
どの実習が一番印象深かった??

今回はこんな疑問に答えていきます。

こんにちは!僕は、獣医学生6年目で、6年間の実習の単位は、すべて取ってきました。
大学で習う獣医学部の実習は全て網羅したということです。

今回は、こんな僕が楽しかったな、勉強になったなと思える実習をご紹介していきたいと思います。

この記事でわかること
・獣医学部の実習の実態
・実習を行う上での心構え
・どの実習が楽しいor勉強になるか

獣医学部の実習って?

獣医学生は、様々な実習が存在します。

この実習というものは、座学で学んだことを実際に自分の体を動かして

見たり聞いたりすることでさらに理解を深めるために行います。

だいたい2年生のはじめから卒業まで行う感じですね。

実習がめんどくさいか楽しいかは人や実習内容によって様々です。

なので、今回は僕が個人的に良かったなと思う実習5選を紹介したいと思います。

印象深い実習5選

解剖学実習

この実習は、どの大学も比較的低学年から始まるのではないでしょうか。

僕も初めての実習がこの解剖学実習だったと思います。

犬、猫、牛、馬、豚、鶏、動物園動物など様々な動物を解剖してきました。

すべてが初めての経験でした。動物の死体に触る機会なんてほとんどなかったのですから。

まず匂いが臭い。そして、牛、豚、鶏などの解剖については、

生きているものを殺すところから始まるので、

なかなか辛かった思い出があります。

(産業動物として、治療のほどこしようがないものはオーナーさんの意向で殺されるものがあります。そういったものが学生の実習の検体として回ってくるのです。)

あとは、大量の血を見る、皮を剥いで肉を切り分けていくこういった経験も初めてでした。

インパクトの強い初めての経験をさせてくれたおかげか、

解剖学実習は6年経った今でもとても印象に残っています。

最初は、牛たちが殺される姿におどおどしていた僕たちですが、実習の最後の方には、スーパーで売っている肉にしか見えなくなるまで解剖します。

すごくお腹がすきました。

解剖学実習の後の焼肉は最高でしたね笑

結構、肉体労働で実習時間も長い時で夜9時とかまでやっていました。

しかも夏とかの暑い時期だった記憶があります。

その時は二度とやりたくないと思っていましたが、今やったら、もっと知識も深まるし面白いだろうなと思う実習です。

特徴
・低学年で行われる
・肉体労働、長時間労働、匂いがきつい
・大変だけど思い返せば楽しい系実習NO1

生理学実習

生理学実習は、体のメカニズムについて調べているような実習です。

ホルモンとかフィードバックとか、恒常性とか高校生物の発展版って感じですね。

一番面白かったのは、ラットを使って実験できるということです。

ラットに麻酔をかけたり、解剖したり、
採血の練習をしたり、脳に穴を開けたりしていました。
(今思えばひどいですね、しかし非常に勉強になりました。)

これは、好みが分かれる実習でしょうが、僕は結構好きでしたね。

また、初めて生きている動物の世話をする実習だったので楽しかったです。

これぞまさに動物実験という感じで、すごく繊細な作業を行なっていました。

これを生業にしている方々は、すごく手先が器用なのでしょうね。

座学で習ったことが、目の前で起きているという状況に興奮しました。

特徴
・ラットが可愛い
・しかし、最後は自分の手で殺すこともある。
・ホルモンとかフィードバックとか論理的に考える人は好きかも
・今まで習ったことは、こういうことなのか!!ときづかせてくれる

臨床繁殖学実習

この実習は、牛の肛門に手を突っ込む実習です。

ただ突っ込むだけでなく、これは、直腸越しに子宮を触っているのです。

肛門に手を入れてウンチを書き出して、子宮を触っていきます。

牛に蹴られることもあるので、結構危険です。

この肛門に手を入れて子宮を触るのは、直腸検査と言われるものですが、
熟練者はこれで牛の卵巣までも触れたり、
胎児がどういった方向に向いているのかも当てることができます。
すごいですよね。

そして、僕の大学では、実際に人工授精させて子牛を産ませます。
牛の出産は感動するし、子牛は可愛いしなかなかいい実習です。

牛と外の空気が綺麗な風景は、のどかで非常に心地が良いものでした。

臭いはありましたけど。

特徴
・牛の肛門に手を突っ込む体験はなかなかできないから面白い
・牛可愛い。出産は感動する。
・のどかな風景で落ち着く

牛の体験型臨床実習

この実習は、実際にNOSAIと呼ばれる牛の獣医さんのところに学生たちが研修にいくといった実習です。学生と先生がマンツーマンで車に乗り、牛舎へ往診にいきます。

牛農家さんの実態をこの目で見ることができるし、ほとんどドライブのような雰囲気はとても楽しいです。

農家さんがいつも栄養ドリンクや飲み物くれますしね。

この実習は、牛の手術を見れるのが良かったですね。

第四胃変位の手術とか、帝王切開とかありました。今までこんな大きな動物の手術を見たことなかったので色々と驚きました。

ちなみに肉牛はめちゃくちゃ大きかったです。

本気出されたら、多分押しつぶされて死にます。

特徴
・往診を一緒にできて、牛の獣医さんがどういったものかがわかる。
・農家さんとのお話楽しい。
・ドリンク無料でもらえる
・牛の手術がいっぱい見れる

病院実習

いわゆるポリクリってやつですね。

僕の大学は大体1ヶ月ぐらい付属動物病院の各診療科を回っていきましたね。

大学付属動物病院の診察は、
画像診断、内科、循環器、消化器、外科、腫瘍、整形など
細かく分けられていて分担してそれぞれの専門の獣医師がみる感じです。

この実習は、今まで習った小動物臨床の知識をおさらいできるような場でした。
一番学びが大きかったですね。

その分大変でした 特に忙しい科の担当の日は労働力として使われました。

また、先生に気を使うのもめんどくさかったですね笑

忙しいと先生が機嫌悪くなったり、動きの悪い研修医、学生に怒っている場面をなんども見ました。

でも、犬猫たちは、可愛いし強い心を持っていれば全然問題なしです笑

いい先生ももちろんいますからね。

特徴
・大変、怒られる。忙しい
・学びは多い
・実際の臨床の空気を知れる。
・犬猫可愛い

まとめ

今回は以上の実習5選についてお話ししてきました。

他にも、あと10個かそれ以上の実習があります。

この実習の数と濃密さがやはり他の学科と違うところでしょうかね。

あと、体を動かすことが多くて、そういう実習はやはり楽しいです。

皆さんもこれからいろんな実習を経験すると思いますが、どれもそれぞれ面白みがあるのでぜひ楽しみに学生生活を送ってください!!