こんにちは。
僕は獣医学生6年です。
国立の獣医学生に所属しており、
卒論の締め切りい迫られながらも、
ブログを更新しようとしてしまうやべえ奴です。
そんな僕が今回は、獣医師・獣医学生に英語は必要なのかという
疑問にお答えします。
獣医に英語は必要なの??
できれば勉強したくないんだけど。
今回はこんな疑問にお答えしていきます。
では、解説していきますね。
結論:獣医師・獣医学生に英語は必要です
(ただし、実用英語は△・専門英語の解読でOK)
結論として、英語は必要です。
ただし、実用英語よりかは専門用語の方が重要かなと思います。
*ここでいう実用英語、専門英語とは以下の通り
実用英語・・外国人との日常会話に出てくるような英語
専門英語・・獣医学で使われているような英語
なぜ、英語が必要なのかその理由について解説していきます。
専門英語が必要な理由5選
理由としては、考えただけで
大きく5つあります。
1.高学年になるに従って必要になる
低学年のみなさん。
まだ、英語は基礎科目として
教育学部や医学部の可愛い子と
一緒に受けれるでしょ。
僕もその時ずっと可愛い子みてて
授業なんて全然聞いていませんでした。
今はそれでも良いと思うのですが、
研究室に入ると必然的に論文を読むことになり、
卒論を書くまでずっと、英語に触れることになります。
この点から、英語は大学を卒業するために避けては通れない道です。
2.一次情報にアクセス
日本の獣医学というものは、欧米のものに比べてやはり劣っていると思います。
みなさんは、臨床の教科書を買う時に
日本語訳のものは10万ぐらいするのに対して
原著(英語のままの本)は2-3万で買えることを知っていますか??
しかも、日本語訳の方は、どうしても情報が翻訳者のさじ加減で変わってきてしまいわかりずらい。
どうして、訳のわからない翻訳のため7万も高い翻訳本を買いますか??
情報というものは、最初の論文に乗っているような一次情報と
それを元に解釈された二次情報などがあります。
一次情報とそれを読んだ人が解釈するものではどうしても解釈のズレが生じます。
伝言ゲームでだんだん、最初と違うことを言い出して、最終的には全く別の情報になってしまうということです。
こう言ったことが日本の獣医療にあふれています。
セミナーで聞いたことを鵜呑みにする研修医、院生などをみてきました。
見聞を広げるのは大事ですが、それが正しいことなのか、確かめることが必要です。
その確かめる作業を行うとき、一次情報にアクセスできることが必須です。
一次情報は、だいたい論文や英語の教科書であるので、それらを読んで自分で正しく解釈する必要があります。
正しい獣医として活動するためには、一次情報にアクセスして解釈できる英語力が必須であるということです。
3.最新の情報にアクセスできる
これも、2.と同じような内容ですが、どうしても最新の情報というのは
論文として、英語で世界にばら撒かれます。
いかに最新の情報が大事かは、これまで20年近くいきてきた学生たちでもわかるでしょう。
英語を読めるということは、最新の情報にアクセスできることにも繋がります。
4.差別化
一次情報にアクセスできる、最新の情報にアクセスできる。
これだけで、素晴らしく稀有な存在です。
動物の英単語をスラスラ理解して読みこなす人が日本に何人いると思いますか??
「ほとんどの人が英語じゃなくても、良いや。別に多少古い情報でも大丈夫。」
そんな人と差別化できます。
差別化とはとても大事です。
その人と違った点を持っていることで新しい仕事に挑戦できたり
様々な機会が巡ってきます。
5.海外研修に行く際も、不安にならない。
これは、補足的な内容です。
専門医の資格をとりに海外に研修に行く際、
英語ができるということは、とても心強いことだと思います。
これには、専門英語の解読に加え、実用英語が使えることが必要だと思います。
大変だと思いますが、乗り越えた先には、
一生安泰であるスキルを身に着けることができます。
行動:論文を読もう。英語の教科書を買って、読む練習をしよう!
どうすれば、獣医・獣医学生に必要な英語を身に着けることができるのか。
具体的な行動としては、
1論文を読むこと
2英語の教科書を読む
これを習慣づけて、常にそこから情報を探し取り出す練習をすることです。
低学年の人は、その前段階として、TOIECに挑戦するのも良いと思います。
TOIECは、企業の就職にも役立ちますし、
受験英語を乗り切ってすぐの人は、成績を伸ばしやすいと思います。
ちなみに多分大学で紹介してくれると思いますが
僕の論文管理はMendeleyというアプリでやってます。
無料で使えるのでぜひ使ってみてください。
また、英語の教科書としてオススメなのは、
臨床の研究室になるのですが、
やはりSmall Animal Internal Medicineという本がオススメです。
結構簡単な英語でまとめられていて、
わかりやすいですね。
確か3万円ぐらいするのですが、
十分元が取れる内容です。
買ってよかったと思っています。