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ワクチン接種の種類、気をつけることって何がある??

こんにちは!マメシバです。

先日、バイト先の動物病院の先生から、ワクチン接種後の発作についてお話ししていただきました。

その時、先生が言っていたことは、

「昨日、ワクチン接種後に発作が起こった子がいて怖かったよ、」

「待合室で待っていてもらっていたから、助けることができたけど、あのまますぐ帰していたら、帰りの車の中で亡くなっちゃったかもしれなかったね、」

それを聞いた僕は、

「え~ワクチン接種しただけなのに、発作が起こるの??」

「いつもワクチン接種後、すぐ帰さないのは、そういう意味があったのか!」といろいろと考えさせられることがありました。

今回は、このようなお話しの中から、ワクチンについて学んだことをあなたに共有したいと思います。

こんな悩みを解決できる記事を書きました。

犬、猫のワクチン接種について飼い主さんが知りたいと思う情報をワクチンの基本から、ちょっと踏み込んだリスクの話まで一通り網羅しています!

・ワクチン接種は必要なの??

「室内飼いだけど接種しなくていい??」と聞いてくる飼い主さんがいますが、答えは「いいえ」です。

人がウイルスを運んでくる可能性がありますし、動物病院やペットホテルに連れて行った際に感染する確率があります。

僕は、二次診療の動物病院でも働かせてもらっていますが、そうした中でも稀にワクチン接種を行なっていなくて、重体になって動物病院にくる子がいます。

治療に莫大なお金がかかるし、飼い主さんの中には「自分の無知で我が子を苦しめてしまって申し訳ない」と泣き崩れる方を見てきました。

そうしたことがいまだに多々あるため僕はワクチン接種は必ず行うべきだと思います。

・ワクチンを受ける時期はいつ???

ワクチンを受ける時期は生後1年以内か1歳以降でタイミングが変わっていきます。

犬のワクチンプログラム(生後1年以内)

犬のワクチンプログラム(1歳以降)

混合ワクチンと、狂犬病のワクチンを年に1回行います。

猫のワクチンプログラム(生後1年以内)

猫のワクチンプログラム(1歳以降)

混合ワクチンの接種を年に1回行います。

・ワクチンの接種って色々と種類があるけど結局どれがオススメなの??

犬の混合ワクチンは大きく5種ワクチンや8種ワクチンというように分けられています。

違いはコロナウイルス感染症やレプトスピラという病気を予防できるかどうかです。

コロナウイルスは、排泄物に含まれたていたりしますが、病原性は弱く、成犬に感染することはほとんどありません。

しかし、免疫が落ちている場合や子犬の場合は注意が必要です。

レプトスピラは、水にいる病原体であり、ネズミが媒介します。草むらに行ったり、田舎で飼われている犬は注意が必要です。

僕は、田舎の獣医学生なので、よくレプトスピラ疑いの子が大学病院に来ているのをみています。

だいたい違うことが多いのですが、人間にも感染する恐れがあるので注意が必要です。

外の少し汚染されている環境に散歩にいく場合や田舎にお住いの場合には8種がオススメです。

費用はだいたい5000円から8000円ぐらいが相場だと思います。

猫の混合ワクチンは、3種から7種ワクチンに分けられています。

3種混合ワクチンで予防できる病原体は、感染力が強く空気感染する恐れがあるので、室内飼育でもワクチン接種をしましょう。

外出する猫は、4種、5種、7種がオススメです。

中でも猫白血球ウイルス感染症は、猫のリンパ腫の原因になることが、学生の僕でも知られているので予防するのがベターではないかと思います。

猫カリシ、クラミジアは、免疫が弱っている時にかかりやすくなります。

費用はだいたい3種混合で5000円~

その後、予防する項目を増やすと1000~2000円ほど上昇し、だいたい10000円くらいまで増えていきます。

今まで話したことが、ワクチンに対する基本的な情報です。

僕や僕がお世話になっている動物病院のスタンスは、「ワクチン接種は必ず行いましょう」ということです。

人間の無知やエゴで苦しむ動物たちをみるのは、獣医師や僕としても辛いです。

しかし、病気で苦しんでいる子や高齢の子には体への負担がかかってしまうため、獣医師さんへの相談をしましょう。

余談:狂犬病ワクチンは、混合ワクチンとは別のものです!!

犬の場合、狂犬病ワクチンは国で定められている義務です。必ず受けましょう。

ここからが本題です。

・ワクチンのリスクについて

今回の本題ですが、ワクチンを打つことによって、命の危険にさらされることがあります。

それは、ワクチン接種によってアナフィラキシーショックと呼ばれる反応が起こることがあるためです。

体がワクチンに対して過剰に反応して、呼吸困難や意識障害、急な血圧低下を引き起こすことがあります。

アナフィラキシーショックは、ワクチン接種後20分後までに起こることが多く、僕がバイトをしている動物病院でもワクチンを接種する前に「2000頭に1頭は症状を起こすことがある」、「ワクチン接種後は20分間は待合室でお待ちください」ときちんとインフォームしてからワクチンを接種しています。

2000頭に1頭の割合で症状を起こすことがあるって結構多いですよね。。

先生に今までに何頭アナフィラキシーになった子を見たことがあるかと聞いたところ2頭しかないとおっしゃっていました。

10年ぐらい臨床経験がある人だから意外に少ないのかな??と思ったりしたけど、いざ自分の子がショックを起こすとなると心配ですよね。

ではアナフィラキシーショックになったらどういう処置をしたらいいのか??

先生に尋ねてみました。

マメシバ「アナフィラキシーショックになったらどういう処置をしたらいいのですか??」

先生「光の速さでボスミン(血圧を上げる薬)を打つ!」

ということらしいです(笑)

薬で血圧を迅速に上げないと亡くなってしまう確率が高くなります。飼い主さんにできることは、ワクチン接種した後も20分間は動物病院の近くにいて、アナフィラキシーショックにならないか様子を見ることです。

すぐに処置できるだけで救える命があります。ワクチン接種した後は、早く帰りたくても我慢しましょう(笑)

また、アナフィラキシーショックとまではいきませんが、顔面が腫れてきたり、接種部位が腫れたりするアレルギー反応が起こります。

この反応は、半日経った後でも出てきたりするので、アナフィラキシーショックよりかは危険な症状ではないですが、それでも危険なので動物病院に行くようにしてください。

上記のことは、大学の講義ではあまり触れられないので、僕も動物病院でバイトをするまで知らないことでした。

しかし、実際に知らなかったら対応が遅れて命を救うことができなくなるので、大事なことをまた一つ学んだなと思います。

もう一つのリスク

もう一つワクチン接種の後には、リスクがありこちらの方は、大学の講義で習うので知っている学生もいると思います。

その病気はワクチン接種後肉腫です。

猫に多く、ワクチン接種の後、数ヶ月から数年後にワクチン接種部位が腫れてしこり(癌)ができる病気です。

非常に悪性度が高く、転移や再発もする病気です。

ただ勘違いして欲しくないのですが、こちらも非常に稀な疾患です。ワクチンを打たない方がもっと怖い病気にかかると思っていた方が良いと思います。

僕も実際の臨床現場で出会ったことはないです。

*余談

大学病院でこの病気の話題になった時に僕の研究室のボスがワクチンをどこに打つべきかという話をしてくれました。

先生「猫のワクチンの場合、どこに打つのかいいと思う??」

マメシバ「背中ですかね」

先生「確かに、多くの病院は、ワクチンを背中に打っているけど、肉腫ができる可能性を考えると脚に打つのがいいよ」

マメシバ「?」

先生「脚に打つと最悪の場合、断脚で命が助かる、でも背中に打つと治療のしようがない」

マメシバ「!!」

となりました。(笑)

僕がバイトしている動物病院はみんな背中に打っていますけどね。。。

このほうが痛みも少なく、猫も人も危険性がないんだと思います。

まとめ

さて、ワクチンの基礎情報とリスクを説明しました。

最後のリスクで、怖い話をしたのでワクチンに対して抵抗を覚える人もいると思います。

しかし、アナフィラキシーショックが起きる割合は少なく、飼い主さんの協力で助かる病気でもあります。

獣医師や獣医学生である僕の視点から見てみると、ワクチンを打たない方が非常にリスキーであるなと思います。

リスクとリターンを天秤にかけて考えてみてください。

ワクチン接種は間違いなくローリスク、ハイリターンです!

ワクチン接種は必ずしましょう!!